最近では子どもも大人と同じようなストレスをかかえていることが多いです。子どもも大人と同じように一生懸命に生きています。
一生懸命に生きる日々の中、子どもも知らず識らずの内に多くのストレスをかかえていきます。子どもはそのストレスを「自分の過ちを認めない」「友だちとのトラブルを起こす」「暴力をふるう」「先生や親につっかかる」など、さまざまな形で発散します。
子どもは言葉で自分の気持ちを言えず、自分で自分の心を持て余しましてしまい、その心の中のモヤモヤやイライラを反抗という行為で表します。
このような行動の裏には子どもの心の葛藤がありますので、大人はこれを見逃さずを理解していくことが必要です。
急に反抗してきた時、それは子どもが何かを訴えようとしている大人へのサインです。大人には急に反抗的になったように思えますが、子どもは前からストレスをかかえてきています。まずは、子どもの心の葛藤を黙って聞くことから始めましょう。
こういう場合はどう対応する?
事例1:自分のやり方があるんだから放っておいて!と感情的になる
親としては子どものことを思ってついつい色々注意してしまいがちです。
「お母さんはあなたの為を思って言っているのよ!」と言っても「うるさい!黙っててよ!」など感情的に反抗してくる。
子どもへの対応
良かれと思ってついつい子どもに親の思いばかりを押しつけていませんか?
子どもは親のしていることをよく見ています。そして、子どもは知らず知らずのうちに親のしていることと同じことをするようになります。
親が頭ごなしに言うと子どもは自分の考えをに親に伝えることができず、言いたいことがあっても心にためていきます。
思春期を迎えるころからその態度は変わり、親が自分にしてきたと同じように親に対して頭ごなしに拒否するようになります。
親の思いを伝えるのではなく、子どもの心をじっくり聞くことで、子どもは親の態度の変化を感じ取り、自然と親への親愛の気持ちを取りもどします。
まずは子どもの心を解きほぐすように子どもの心の訴えを聞くようにしていきましょう。
まずは子どもの行動が訴えている心の動きをしっかりと受け止めましょう。
事例2:イライラを急に態度で出しはじめる
家で親に怒られたり、日々のストレスがたまり、学校などで些細なことにイラだつ。
普段は温厚なのに物に八つ当たりをしたり感情をむき出しにするようになる。
子どもへの対応
子どもの気持ちをじっくりと聞き取ってあげ、心をほぐしていきましょう
先生
子ども
先生
子ども
先生
自分の給食袋が蹴飛ばされたらどんな気持ちかな?
子ども
先生
子ども
子ども
子育て心理の専門家からアドバイス
子育て心理の専門家
一般的に子どもの反抗的な態度は親や教師など大人に対する「歯向い」であり、子どもの成長過程の一つの行動です。
反抗的な態度をとる行為は大人になるまでに二度の大きなのピークを迎えます。
まずは幼児期の「第一反抗期」と思春期の「第二反抗期」です。幼児期に反抗的な態度が全然現れなかった、又は目立たなかったという子どもに接することもあります。
そう言う子どもには反抗するだけの自我の強さがなかったか、周囲が反抗を許さない雰囲気だったか、その両方であった可能性が大きいと思われます。
そんな子にが思春期に入って初めて反抗的な態度をとる場合、幼児期に反抗しなかった子に比べてエスカレートした形で現れることもあります。
いずれにしても、子どもの「反抗」に対しては大人がきちんと向かい合い、子どもの言い分をきちんと聞くことが求められます。
ちゃんと子どもの言い分、心の声を聞いた上で大人の思いも伝えていくことを勧めします。
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